階段の手すり

お客様から階段の手すりの要望がありまして、折角なのでオリジナルにしてみました。

手摺金物

イメージは固まっていましたので、具現化すべく製作図の作成からです。

一応モデルはあるのですが、デザイン重視なものでしたので強度・利便性共に寸法を刷新しました。この図面を基に鉄工所で制作してもらいます。

P5020006

 ↑ 1週間程度で届きました。

P5020007

加工・溶接までの注文でしたので、仕上がっていません。

インダストリアルな感じにしますのでこのままでも素材の荒々しさがあり雰囲気は出ていますが、今回はもうひと手間加えます。

↓ 先ず、余計なサビを落として全体的に研磨をかけます。

P5020009

↓ 次に特殊な塗料を塗布していきます。

P5020013

↓ 塗布完了

P5020018

↓ オイルで仕上げます。

P5020019

乾燥させて

P5020026

完成です!

この仕上げによって美観を伴いながらも、一つひとつが表情の違った味わいのある手摺金物になりました。唯一無二な代物です。

黒ペンキで塗ってしまえば簡単なのですが単調な感じが否めなく、鉄の素材感も薄れてしまいます。この方法で仕上げることで重厚な表現ができたと思います。

 

P4280005

↑ 手摺に使用するウォールナット。

↓ このように取り付けます。

P5020001

いいですね!ヴィンテージ感が出ていると思います。握った感じもよく機能的にも申し分ありません。

実際に取付けたものも機会があれば投稿したいと思います。

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ウォールナットの魅力

最近ウォールナット材が人気ありまして、床材や家具材等に用いる方が増えてきています。

只今フローリング工事の打ち合わせ中のお客様もウォールナットをご希望の様で 、無垢材から突板、シート貼りと色々見本をそろえて検討して頂きました。

ウォールナットの特徴について覚書しておきます。

ウォールナットは日本でいうくるみの木で、材料としては高級部材の類です。材質は散孔材なので表面はなめらかで、木目のラインは直線的で深く惹きこまれる模様をしています。又、重硬で衝撃に強く、強度と粘りがあり狂いが少なく加工性や着色性も良いという特性を持つ木材になります。

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↑ フローリング材のブラックウォールナットを並べた写真

おしなべてウォールナットといいますが、実物を並べて見比べてみると違いを感じることができて参考になります。お客様も楽しんで検討されていました。

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【環孔材・散孔材の特徴】

環孔材 : ナラ材・タモ材・ケヤキ材 等
導管は太いのでザラザラとまではいきませんが、少し凹凸を感じます。
木目がハッキリと現れます

散孔材 : イタヤカエデ材・メープル材・ウォールナット材・チェリー材 等
導管は細く、表面がなめらかでつやがあり、つるつる・スベスベします。
木目は淡くなります。